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過去記事でも語っている通り
たった三作で、半端に終わってしまって
本人もがっくり。
これは過去作の使いまわしよ!
と言い聞かせて10周年に向けて頑張ります。
萌えの補給は済ませました。
男装の女執事って素敵過ぎですね☆彡
一瞬唖然とし、あっけに取られた。
最愛の彼女からクリスマス一週間前に渡された長いブーツ。
これはよくお菓子が入って売られているやつじゃないのか。
空を持っているってことは、子供の頃親からもらった物を大事に取ってたんだな。
満面の笑みで渡され、向こうもプレゼントあるからねと
胸を張っていた栗色の地毛を持つ彼女。
明梨でなければ可愛くない動作だ。
問いかける間もなく、独特の走り方で彼女は走り去った。
おい、学校の廊下を走るなよ。
というか、よくそれを持って来たなと内心感心した。
俺だったら持ってくるのは恥ずかしい。
なんて考えつつ向こうのプレゼントはなんだろうと疑問が過ぎる。
まさか、私がプレゼントよ! とか。
うわ、ありそうだけど……ないなと考えたら空しくなった。
気を取り直し一週間後のプレゼントを考える。
自分で稼いだお金で贈りたい物だが、うちの高校はバイト禁止だし、
(隠れてしているやつもいるが)
結局小遣いから贈るしかないしがない身分。
帰宅し、貯金箱を確認して小躍りしたくなる。
普段の節約が功を奏した。
よし、期待して待ってろよ、明梨。
普段のデートがお金のかからない場所が多かった理由を分からせてやるからな。
単純に思い浮かんだのは指輪なのだが。
赤いブーツには入れてもすかすかだ……まあ許してくれるだろう。
学校内と行き帰りにはつけられないけど休みの日や家に帰ってからつけといてもらおう。
デートの時にお互いの指に光ってたら嬉しいじゃないか。
俺も肌身離さず着けるつもりだ。
(明梨を常に離さないみたいで妙にドキドキするな)
赤いブーツを渡したら砌は、困惑している様子だった。
やっぱりあつかましかったかな。
それとも、時期的に遅かったのだろうか。
一週間前は、向こうも焦るかもしれない。
これを渡すのはずいぶん悩んだんだよ、これでも。
だってブーツが大きいし、一杯つめてって言うのはずいぶんじゃない。
こくん、とうなづいてくれたのでよし、と思い、最後の気力で側を走りぬけた。
後ろからぶつぶつ聞こえた気がするけど気にしない。
大好きな人からもらえるのなら、何でもいい。
ありったけのハートとかね。
あ、ちょっと乙女チックだった。
既に彼へのクリスマスプレゼントは考えてある。
相手に要求するだけして何もあげないのは、人として駄目だもん。
でも、まだ何あげていいか探り探りだから、消え物しか思いつかなかった。
喜んでくれるといいな。くす、と笑って、布団に入った。
もちろん、お気に入りのぬいぐるみも一緒。
一週間後、放課後立ち寄った公園で、鞄とは別のトートから、大きな箱を取り出した。
これをもってくるのは大変だった。
実は、家庭科部の親友の力を借りて家庭科室の冷蔵庫で補完させてもらってた。
後で由来と先生に御礼をしなければ。
突きつけた箱をがっしり受け止めた砌は、
一回それをベンチの上に置いて、私を抱きしめてきた。
心の準備ができてないんだけど!
細い割に強い力で腕の中に閉じ込められ、どきんと胸が高鳴る。
ありがとう、明梨と耳元で言われて頬にキスまで。
正直こんなに喜ばれたら十分で彼からのプレゼントは
もうどうでもよくなってたんだけど、指先に触れた何かに、きょとんとする。
え、薬指。
これ予約だから。
ペアだからそこそこしたんだぜと言う砌に、おっかなびっくりする。
まだ付き合って一年も経ってないのに気が早いよ。
嬉しくて、気づけば頬を熱い滴が零れていた。
繋がれた手が温かくて、振り出した粉雪さえ気にならない。
時々手のひらに息を吹きかけあったりいちゃつくバカップルそのものだ。
もっと、家が遠かったら、一緒に過ごせる時間も増えるのにね。
そんなこと言ったら顔を真っ赤にして、馬鹿、可愛いこと言うなよだって。
そっちこそ世界一可愛い彼氏だよ。
最愛の彼女からクリスマス一週間前に渡された長いブーツ。
これはよくお菓子が入って売られているやつじゃないのか。
空を持っているってことは、子供の頃親からもらった物を大事に取ってたんだな。
満面の笑みで渡され、向こうもプレゼントあるからねと
胸を張っていた栗色の地毛を持つ彼女。
明梨でなければ可愛くない動作だ。
問いかける間もなく、独特の走り方で彼女は走り去った。
おい、学校の廊下を走るなよ。
というか、よくそれを持って来たなと内心感心した。
俺だったら持ってくるのは恥ずかしい。
なんて考えつつ向こうのプレゼントはなんだろうと疑問が過ぎる。
まさか、私がプレゼントよ! とか。
うわ、ありそうだけど……ないなと考えたら空しくなった。
気を取り直し一週間後のプレゼントを考える。
自分で稼いだお金で贈りたい物だが、うちの高校はバイト禁止だし、
(隠れてしているやつもいるが)
結局小遣いから贈るしかないしがない身分。
帰宅し、貯金箱を確認して小躍りしたくなる。
普段の節約が功を奏した。
よし、期待して待ってろよ、明梨。
普段のデートがお金のかからない場所が多かった理由を分からせてやるからな。
単純に思い浮かんだのは指輪なのだが。
赤いブーツには入れてもすかすかだ……まあ許してくれるだろう。
学校内と行き帰りにはつけられないけど休みの日や家に帰ってからつけといてもらおう。
デートの時にお互いの指に光ってたら嬉しいじゃないか。
俺も肌身離さず着けるつもりだ。
(明梨を常に離さないみたいで妙にドキドキするな)
赤いブーツを渡したら砌は、困惑している様子だった。
やっぱりあつかましかったかな。
それとも、時期的に遅かったのだろうか。
一週間前は、向こうも焦るかもしれない。
これを渡すのはずいぶん悩んだんだよ、これでも。
だってブーツが大きいし、一杯つめてって言うのはずいぶんじゃない。
こくん、とうなづいてくれたのでよし、と思い、最後の気力で側を走りぬけた。
後ろからぶつぶつ聞こえた気がするけど気にしない。
大好きな人からもらえるのなら、何でもいい。
ありったけのハートとかね。
あ、ちょっと乙女チックだった。
既に彼へのクリスマスプレゼントは考えてある。
相手に要求するだけして何もあげないのは、人として駄目だもん。
でも、まだ何あげていいか探り探りだから、消え物しか思いつかなかった。
喜んでくれるといいな。くす、と笑って、布団に入った。
もちろん、お気に入りのぬいぐるみも一緒。
一週間後、放課後立ち寄った公園で、鞄とは別のトートから、大きな箱を取り出した。
これをもってくるのは大変だった。
実は、家庭科部の親友の力を借りて家庭科室の冷蔵庫で補完させてもらってた。
後で由来と先生に御礼をしなければ。
突きつけた箱をがっしり受け止めた砌は、
一回それをベンチの上に置いて、私を抱きしめてきた。
心の準備ができてないんだけど!
細い割に強い力で腕の中に閉じ込められ、どきんと胸が高鳴る。
ありがとう、明梨と耳元で言われて頬にキスまで。
正直こんなに喜ばれたら十分で彼からのプレゼントは
もうどうでもよくなってたんだけど、指先に触れた何かに、きょとんとする。
え、薬指。
これ予約だから。
ペアだからそこそこしたんだぜと言う砌に、おっかなびっくりする。
まだ付き合って一年も経ってないのに気が早いよ。
嬉しくて、気づけば頬を熱い滴が零れていた。
繋がれた手が温かくて、振り出した粉雪さえ気にならない。
時々手のひらに息を吹きかけあったりいちゃつくバカップルそのものだ。
もっと、家が遠かったら、一緒に過ごせる時間も増えるのにね。
そんなこと言ったら顔を真っ赤にして、馬鹿、可愛いこと言うなよだって。
そっちこそ世界一可愛い彼氏だよ。
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