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クリスマス付近で2、3日置いていた物ですが、
お楽しみくださいませ。
9日のお祝いのつもり……ってお前使いまわし!(汗)
続きからどうぞ!
第一弾はPleasure,Treasureで、
菫子視点、涼視点になります。
お楽しみくださいませ。
9日のお祝いのつもり……ってお前使いまわし!(汗)
続きからどうぞ!
第一弾はPleasure,Treasureで、
菫子視点、涼視点になります。
無数の星たちがちりばめられた夜空を見上げる。
今日は12月24日、クリスマスイヴ。
あなたとともに過ごしてもう何年だろう。
隣を見上げれば、上から腕が伸びてきて肩を抱いた。
これだけ身長差があれば、見上げるのみ一苦労で、
踵を立てて、つま先で立ったのだけれど、
ぐらついて、バランスを崩しただけだった。
呆れた顔をした後、破顔一笑の彼が、抱っこしてくれた。
横抱きでしかもお、お姫様抱っこだ。
もう、と顔を赤らめて見上げても通じない。
関西弁が彼の標準語で、時折口調が移ってしまう私を
彼は爆笑する。
クリスマスやなくて、クルシミマスやなだなんて、
親父ギャグよ!
やっぱり大切な人と過ごしているから星は綺麗に見えるのよね
……余韻に浸ってた私が馬鹿だったわ。
相変わらずの七面相を繰り広げる菫子を
見下ろして顎をしゃくる。
やはり、愛玩対象だ。
夜中に星が綺麗だと起こしたら飛び起きてきて隣にいる。
差し出したコーヒーにたっぷりのミルクと砂糖を入れ
ふうふう言いながら飲む姿は、可愛らしくも
弄りたくなって仕方がない。
機嫌を損ねると後が怖いので、今日くらいは、やめておくけれど。
プレゼントしたウサ耳ヘアバンドをきゅ、と付け直したのを見て
思わず後ろから抱きしめてしまったら、
案の定、腕の中でもがいて、抜け出そうとした。
林檎のように火照った頬を指でつつくと睨まれた。
あっちゃあ、やっぱり弄ってもうた。
逃げられないようにきつく抱きしめたら、案外簡単におとなしくなった。
いじらしく、うなっているけれど。
ああ、理性持つかななんて、不埒なことを考えながら、
身をかがめて頬に口づけた。恥じらいながら、
俺の名前を呼んだ彼女は、犯罪的に可愛かった。
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