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last supper

最後の晩餐をあなたと。

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ご訪問ありがとうございます!
えっと、今度ツイッターで話しかけてもいいですか。
寧ろフォローさせていただいても(ドキドキ)


それはともかく、本当に最後です。
前回のじゃ胸のもやもやぐにゃぐにゃが収まりきらなくてですね。

やさしくて、冷たいひと。

頑張って書くぞ。
今回のBGMは、AOL(art of lile)となってます。
X JAPANのライブをニコニコでTS視聴なう。
この曲は30分以上あるのです。

あっ、R15?かもしれません。
ラストは意表を突いて彼視点です。
彼女の視点で終幕は、さらに女々しくなるのでね。

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傷つけている自分自身が、痛みを感じているだなんて。
愚かのきわみだ。

かかかってきた電話に、否などは唱えなかった。
『もう来ないで。今日が最後にしたいの』
平静を保とうと必死の様子だった。
いつか終わりが来ると知りながら、
最後通告をさせた。酷だなと自嘲した。

一度頭を振って、車に乗り込む。
咥えた煙草に火をつけようとして止めた。


部屋の外で待っていた彼女は俺を見上げて微笑んだ。
すらりとした身長に長い髪、淡い栗色の瞳。
衝動で引き寄せていた。

「……愛してる」

思わず漏れた呟きにはっとする。
腕の中見上げてくる視線に、ぶつかる。

目を大きく見開いて潤ませた。
今まで一度も俺の前で泣いたことなんてなかった
奪い、壊したひとが、抑え切れない涙をこぼし始めた。

「ありがとう……」
ふわり笑った顔が綺麗で、
ただ後悔ばかり胸を過ぎる。

君一人を見つめられない俺を憎めばいい。

狂おしい気分になって唇を重ねる。
濡れた感触に身震いした。

強い力で抱きしめる。
部屋に入り、キスを交わしながらもつれ合うように
柔らかな寝台の上で指先を繋いだ。

顎を掴んで持ち上げる。
大きな瞳は瞬きを繰り返し、こちらを映す。
服の袖をそっと掴む。最後だから、甘えているのかもしれない。
苦しそうに呻くから、激しく唇を奪った。


もう少し早く出逢えていたならば。

甘い声で啼いて、こちらを呼ぶ姿に

これ以上にないほど煽られて、
契る。求め、絡み合う。

「……っ、あなたと会えたこと
こうして過ごしたこと何も後悔してないの」

ありがとうと、微笑むから揺さぶり続けた。
穿ち、わななく肌に唇を寄せる。
縫い止められたベッドの上で、恨み言は
心に閉じ込めて。
愛していると、泣いて笑ってそして最後にさようならと
夢うつつに呟いた。頬に指先を寄せる。
あどけない寝顔だが、薄く開いた唇が、色香をかもし出している。


最後は綺麗な想い出を紡ぎたかったのだ。
俺も同じ。

傷と痛みは、君より深く背負う。
だから、今はあまやかで優しい夢の中で眠れ。

柔らかな肌を抱きしめて、ひとつ、
キスをした。焼きつくような熱さも
すぐに冷めるだろう。


いつも、君に昂ぶらない時はなかった。
それは真実だ。

君は知らないだろうけど彼女とはまだ結ばれていない。

君から終焉を告げられて、ホッとしている。
早く、忘れろと耳元で囁いて部屋を去った。
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