×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
萌えエネルギー
即ち
萌エネルギー!
を蓄えつつ日々精進かなあ。
そういや7月号も、やばいの載ってましたね。
とりあえず載ってるのは全部読む派(もったいないし)
なので全部読んでるのですが、
七穂美也子先生の作品が、びっくりです。
途中からあの警察官やばいんじゃないって思ったら
本当にもう!!
びっくりしたよ……私。
ええ、今まで読んでなかったんです。
なんとなく自己満妄想っ。
曲は似てないんですが、
匂いと雰囲気が共通しているなと思って。
2曲かけ合わせてイメージソング。
「I still…」
妖艶。セクシー!
歌っている人がね……(遠)
25日は忘れないようにしないと。
ちょいと大人雰囲気の悲恋です。
試行錯誤中なのでまた加筆修正するかも。
即ち
萌エネルギー!
を蓄えつつ日々精進かなあ。
そういや7月号も、やばいの載ってましたね。
とりあえず載ってるのは全部読む派(もったいないし)
なので全部読んでるのですが、
七穂美也子先生の作品が、びっくりです。
途中からあの警察官やばいんじゃないって思ったら
本当にもう!!
びっくりしたよ……私。
ええ、今まで読んでなかったんです。
なんとなく自己満妄想っ。
曲は似てないんですが、
匂いと雰囲気が共通しているなと思って。
2曲かけ合わせてイメージソング。
「I still…」
妖艶。セクシー!
歌っている人がね……(遠)
25日は忘れないようにしないと。
ちょいと大人雰囲気の悲恋です。
試行錯誤中なのでまた加筆修正するかも。
テーブルの上、つないだ指が震えていた。
彼は、彼女のはめた指輪を撫でながら、ため息をつく。
花瓶に挿した一輪の薔薇と、グラスの赤ワイン、合い鍵。
視線が絡んで、彼女は眼を見開いた。
彼は、彼女の手をとり強く握った。
肘が当たって、花瓶が倒れ水がこぼれる。
水に濡れた薔薇から目が離せない。
赤い薔薇が変色して退廃的な雰囲気を醸し出している。
互いの胸の内は同じだ。
「……莉沙」
彼は、声を詰まらせて名を呼んだ。
戸惑いに瞳を揺らして、手を放そうとした彼女を抱きよせて耳元につぶやく。
「好きだ……」
指を繋ぎ合わせて、訴えかける。
泣きそうな表情の彼女が、首に腕を絡ませて、頷いた。
「……そんなこと言われたら辛いだけよ」
身長の差があるために踵を少し立てて、しがみつく。
この体の震えは何故だろうと互いに思う。
愛しくて、それ故に終わってしまう二人の時間が
悲しくて仕方がない。
これ以上は望めないとお互いに分かっていた。
せめて、最後は綺麗な思い出だけを残したい。
悲しい記憶を胸に宿らせないように。
腕の中で、静かに泣く彼女を彼は抱きしめた。
何もできない自分を憎んでくれればいいと。
シーツに散る髪が乱れている。
見下ろす瞳が、優しく求めている。
もう見ることはできない景色を瞳に焼きつけた。
ベッドに沈んだ二人は、もうこんな時は二度と来ないと
互いに理解しながらも、初めて結ばれた夜のように
情熱的に愛し合った。
背中をたどる唇、抱き返す腕、何もかも愛した人のもの。
極上のキスと抱擁には、悲しいほど未練を覚えるけれど。
さよならの代わりに愛しているとささやき合って別れる。
彼は彼女が、掌に置いた合い鍵を握りしめて口づける。
(俺のわがままのせいで、二重に君を苦しめた。
俺の頬を打った君の手の方が傷ついているはずだ。
寂しいといつも言っていたのに……何もできなかった)
シーツの上には未だ温もりが残されていた。
触れあうことも抱き合うこともできない。
例え、自分が喪失の痛みにもがき苦しもうと
彼女が笑顔で生きるのならそれでいいと彼は微笑みを浮かべる。
グラスに残されたワインは抜けきっていて、
今の心境にふさわしかった。
彼女は嵌めたままだった指輪を投げ捨てた。
涙がひとつ、落ちた。
(分かりあえたつもりでも
何も分かち合えなかったのかもしれない。
愛しすぎると欲張りになってしまう)
憎めば忘れられなくなると分かっているから、
愛したままで思い出にすることを彼女は選んだ。
永遠なんて、夢を見たことはないが、
終わりが来るだなんて思ってはいなかった。
彼は、彼女のはめた指輪を撫でながら、ため息をつく。
花瓶に挿した一輪の薔薇と、グラスの赤ワイン、合い鍵。
視線が絡んで、彼女は眼を見開いた。
彼は、彼女の手をとり強く握った。
肘が当たって、花瓶が倒れ水がこぼれる。
水に濡れた薔薇から目が離せない。
赤い薔薇が変色して退廃的な雰囲気を醸し出している。
互いの胸の内は同じだ。
「……莉沙」
彼は、声を詰まらせて名を呼んだ。
戸惑いに瞳を揺らして、手を放そうとした彼女を抱きよせて耳元につぶやく。
「好きだ……」
指を繋ぎ合わせて、訴えかける。
泣きそうな表情の彼女が、首に腕を絡ませて、頷いた。
「……そんなこと言われたら辛いだけよ」
身長の差があるために踵を少し立てて、しがみつく。
この体の震えは何故だろうと互いに思う。
愛しくて、それ故に終わってしまう二人の時間が
悲しくて仕方がない。
これ以上は望めないとお互いに分かっていた。
せめて、最後は綺麗な思い出だけを残したい。
悲しい記憶を胸に宿らせないように。
腕の中で、静かに泣く彼女を彼は抱きしめた。
何もできない自分を憎んでくれればいいと。
シーツに散る髪が乱れている。
見下ろす瞳が、優しく求めている。
もう見ることはできない景色を瞳に焼きつけた。
ベッドに沈んだ二人は、もうこんな時は二度と来ないと
互いに理解しながらも、初めて結ばれた夜のように
情熱的に愛し合った。
背中をたどる唇、抱き返す腕、何もかも愛した人のもの。
極上のキスと抱擁には、悲しいほど未練を覚えるけれど。
さよならの代わりに愛しているとささやき合って別れる。
彼は彼女が、掌に置いた合い鍵を握りしめて口づける。
(俺のわがままのせいで、二重に君を苦しめた。
俺の頬を打った君の手の方が傷ついているはずだ。
寂しいといつも言っていたのに……何もできなかった)
シーツの上には未だ温もりが残されていた。
触れあうことも抱き合うこともできない。
例え、自分が喪失の痛みにもがき苦しもうと
彼女が笑顔で生きるのならそれでいいと彼は微笑みを浮かべる。
グラスに残されたワインは抜けきっていて、
今の心境にふさわしかった。
彼女は嵌めたままだった指輪を投げ捨てた。
涙がひとつ、落ちた。
(分かりあえたつもりでも
何も分かち合えなかったのかもしれない。
愛しすぎると欲張りになってしまう)
憎めば忘れられなくなると分かっているから、
愛したままで思い出にすることを彼女は選んだ。
永遠なんて、夢を見たことはないが、
終わりが来るだなんて思ってはいなかった。
PR