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好きシーンで創作30題「21、殺す」
by sinful relations
です。
sinful~読んだことがない人は雰囲気をつかめるかなと思います。
ブログなので、R15くらいの表現で
がんばって(違)ます。
沙矢が、大人すぎる気が……!
本編をウェブに上げるのは、来週越えすると思うので、
置き土産です。
ついでに、12日藤城青(とうじょう せい)の誕生日記念です。
おめおめ!(白々しい)
お題リンクからも飛べます。
続きからどうぞ。
(加筆修正しました!お色気アップ?)
by sinful relations
です。
sinful~読んだことがない人は雰囲気をつかめるかなと思います。
ブログなので、R15くらいの表現で
がんばって(違)ます。
沙矢が、大人すぎる気が……!
本編をウェブに上げるのは、来週越えすると思うので、
置き土産です。
ついでに、12日藤城青(とうじょう せい)の誕生日記念です。
おめおめ!(白々しい)
お題リンクからも飛べます。
続きからどうぞ。
(加筆修正しました!お色気アップ?)
闇の中、光なんてなくてもあなたがいれば明るく照らし出されるの。
背中を撫でる指さえ、本能を掻き立てる材料で、
吐息混じりの声は、甘く心を震わせ続ける。
大好きで、とってもニクらしい人。
年上だけど、驕った所がなく、
不器用で、強いけど弱い。最愛の貴方を、どこまでも愛している。
そっと名前を呟いた。
「青……」
ニヤり。
目だけで彼は笑った。色を名前に持つ彼。
何もない宙に手を伸ばし、そのあと彼の背筋に指を滑らせる。
汗ばんだ肌。
におい立つのはコロンと混じった彼自身の香り。
どくん、どくん。胸が高鳴る。
何度となく嗅いだ香り。そして混ざり合った香り。
体が溶けたら、あなたと同じにおいが移る。
「……私あなたに何度も殺されてるのね」
背中に腕を伸ばす。
湿った素肌に指が滑った。
何度も上り詰めて同じ場所にたどり着いた。
往くとはよくいったものだと思う。
「天然は何言うか分からないから怖いな」
くすっと笑って、押さえつけられる。
腰を掴まれてもっと奥へあなたが、来る。
揺らされる視界。
抱きしめられて、堕ちる。浮遊する。
あなたの中へ。私の内へ。
体の至る所にキスが降る。
私もあなたにたくさんのキスを降らせる。
啄ばむ音にクス、クスとお互いに笑った。
肌に鮮やかな華が咲いていくみたい。
彼の広い背中にも色づける度、心で問いかける。
(痛くない? 私はね痛みを通り越して甘い感覚しかないの)
「……何で、もっと欲しくなるの。
奪われたくなるのかしら」
ふと感じたことだった。
優しくされるのが自然に感じられるようになった今も、
乱暴にされても構わなかった。
(奪われたい。私もあなたの全部を持っていくから)
頭を引き寄せられ、喘いだ。
あなたが、私の中で息づいたから。
力強くて、荒波を引き寄せる衝動。
「ん……っ」
吐息がこぼれる。灼熱の海にいるようで、涙ばかりが流れた。
穿たれて、あなたを絡めとる。
「体を繋いだら、その先はないというのは嘘だな。
お前といたら、夢を紡げる。溺れ死んでも、それすら受け入れられるんだ」
髪を梳かれる。長くて骨ばった指先。
吐息がかった声が肌にかかり、震えた。
血がたぎり、心臓が暴れて、あなたのすべてを包み、受け止めた。
どくん、熱に焼かれて悲鳴を上げる。
激しくて貪欲な熱だ。
腕が、背中を離れ、ベッドのシーツの上にぱたりと落ちた。
温もりが指先を繋ぎ、私を世界に繋ぎ止めた。
柔らかな髪を撫でる。梳いては撫で、もてあそぶ。
抱けば抱くほどに、愛しさは増し続ける。
「……沙矢」
麗しく、無邪気な色香を放つ女。
俺の前でだけ、涙も笑顔も見せればいい。
妖しく艶めいた姿も、全部俺のものだ。
肩から項(うなじ)、背中へと口づけて、赤い印を残していく。
少し、きつく吸い上げ、時には甘く噛む。
独占欲の証を刻みつけ、
俺のものだと分からせるために。
「せい……大好き」
うわ言が聞こえ、ふ、と口元をゆるめた。
抱き寄せると、腕の中で笑った。
花が咲きほころんだような微笑み。
「知ってるさ。俺はお前に夢中なんだから」
愛してると唇に注ぎ込んで、キスをした。
また目覚めるまで、ゆっくり眠れ。
そして再び愛し合おう。
愛おしい沙矢。
背中を撫でる指さえ、本能を掻き立てる材料で、
吐息混じりの声は、甘く心を震わせ続ける。
大好きで、とってもニクらしい人。
年上だけど、驕った所がなく、
不器用で、強いけど弱い。最愛の貴方を、どこまでも愛している。
そっと名前を呟いた。
「青……」
ニヤり。
目だけで彼は笑った。色を名前に持つ彼。
何もない宙に手を伸ばし、そのあと彼の背筋に指を滑らせる。
汗ばんだ肌。
におい立つのはコロンと混じった彼自身の香り。
どくん、どくん。胸が高鳴る。
何度となく嗅いだ香り。そして混ざり合った香り。
体が溶けたら、あなたと同じにおいが移る。
「……私あなたに何度も殺されてるのね」
背中に腕を伸ばす。
湿った素肌に指が滑った。
何度も上り詰めて同じ場所にたどり着いた。
往くとはよくいったものだと思う。
「天然は何言うか分からないから怖いな」
くすっと笑って、押さえつけられる。
腰を掴まれてもっと奥へあなたが、来る。
揺らされる視界。
抱きしめられて、堕ちる。浮遊する。
あなたの中へ。私の内へ。
体の至る所にキスが降る。
私もあなたにたくさんのキスを降らせる。
啄ばむ音にクス、クスとお互いに笑った。
肌に鮮やかな華が咲いていくみたい。
彼の広い背中にも色づける度、心で問いかける。
(痛くない? 私はね痛みを通り越して甘い感覚しかないの)
「……何で、もっと欲しくなるの。
奪われたくなるのかしら」
ふと感じたことだった。
優しくされるのが自然に感じられるようになった今も、
乱暴にされても構わなかった。
(奪われたい。私もあなたの全部を持っていくから)
頭を引き寄せられ、喘いだ。
あなたが、私の中で息づいたから。
力強くて、荒波を引き寄せる衝動。
「ん……っ」
吐息がこぼれる。灼熱の海にいるようで、涙ばかりが流れた。
穿たれて、あなたを絡めとる。
「体を繋いだら、その先はないというのは嘘だな。
お前といたら、夢を紡げる。溺れ死んでも、それすら受け入れられるんだ」
髪を梳かれる。長くて骨ばった指先。
吐息がかった声が肌にかかり、震えた。
血がたぎり、心臓が暴れて、あなたのすべてを包み、受け止めた。
どくん、熱に焼かれて悲鳴を上げる。
激しくて貪欲な熱だ。
腕が、背中を離れ、ベッドのシーツの上にぱたりと落ちた。
温もりが指先を繋ぎ、私を世界に繋ぎ止めた。
柔らかな髪を撫でる。梳いては撫で、もてあそぶ。
抱けば抱くほどに、愛しさは増し続ける。
「……沙矢」
麗しく、無邪気な色香を放つ女。
俺の前でだけ、涙も笑顔も見せればいい。
妖しく艶めいた姿も、全部俺のものだ。
肩から項(うなじ)、背中へと口づけて、赤い印を残していく。
少し、きつく吸い上げ、時には甘く噛む。
独占欲の証を刻みつけ、
俺のものだと分からせるために。
「せい……大好き」
うわ言が聞こえ、ふ、と口元をゆるめた。
抱き寄せると、腕の中で笑った。
花が咲きほころんだような微笑み。
「知ってるさ。俺はお前に夢中なんだから」
愛してると唇に注ぎ込んで、キスをした。
また目覚めるまで、ゆっくり眠れ。
そして再び愛し合おう。
愛おしい沙矢。
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